英語の名前の不思議

アメリカに来て、人の名前について不思議に思ったことがいくつかあったので、今日はそのお話でもしようと思います。

まず、素朴な疑問。
お父さんと息子が同じ名前って、紛らわしくないか~?ってこと。
日本でも親の名前の一部を取って子供につけることが少なくないので、
同じような考え方なのかな、と思わなくもないんですが、
英語圏では、お父さんの名前をそのまま息子につけている人が結構いるのに驚かされます。
女の人でお母さんと同じ名前、というのは聞かないので、
跡取りの男の子が名前を継承するって感じなんでしょうか。。。
でも同姓同名にしたら、ややこしくないのかな~と思ってしまうんですよね。
というのも、私が一番初めにお世話になったホストファミリーがまさにこれだったんです。
その頃の私はもちろん英語もほとんどわからず、
そんな名前事情があることすら知らなかったので。。。
”お父さんのお名前は?””〇〇です、よろしくね”
”息子さんのお名前は?””〇〇だよ、よろしく”
ってな会話で????となったわけです。
当然私の次の質問は、どうやって呼び分けるの?でした。
そのご家庭ではお父さんをBig〇〇、息子はシンプルに〇〇と呼び分けていたのですが、ニックネームなどで呼び分けるようですね。
まあ、息子の氏名にJr. とつけられている場合も多く見られるので、
Jr.がそのまま呼び名になったりするんでしょうかね~

そして次に、ニックネームの多様さにも驚きます。
一つの名前に対するニックネームがいくつも存在していて、
その中の一つのニックネームを常用している人が結構います。
例えば、Elizabeth(エリザベス)という名前の場合。。。。
エリー、リズ、ベスといった具合に切り取られている部分がまちまち。
リズベス、なんて呼称を使う人もいれば、エリザベスのまんまで使う人もいますよね。
男性のRobert(ロバート)なんて言ったら、
ロブ、ボブ、ボビーにバートといった具合で、
なぜロバートがボブになるのかがよくわからないんだけど~?ってなりませんか?
それこそクリントン元大統領の名前のBill(ビル)なんて
正式名がWilliam(ウィリアム)だなんて、不思議でしかありません。
でもニックネームに関して驚いたことといえば、
学校の正式書類にニックネームを記載する欄があること。
これだけニックネームのバリエーションがあって、
しかもニックネームで生きている人が多いからこそ、こんな項目があるんでしょうね~。
ちなみに我が家の息子も、学校ではニックネームで通しています。
それこそ、テストや正式書類に書く名前もニックネームがまかりとおるのです。
日本の感覚から行けばちょっぴり不思議な感じですよね~。

そして、英語名はキリスト教由来の名前がとても多いことも驚きでした。
昔、英語の名づけの本を見ていた時に、一般的な名前のほとんどがキリスト教に関係している名前なのを発見しました。
まあ、もはや名前が独り歩きをしているので、もともとの由来なんて深く考える人も少数派なのではないか、と思うのですが
キリスト教に何ら縁もない我が家は、息子の英語名を考えるのにかなり熟考する羽目になりました。
そして、ちょっと度肝を抜かれた名前が、ズバリJesusとAngelです。
Jesusは南米の流れの人に多い名前で、”ヘスース”という発音になりますが、
これって。。。ジーザスですよね。。。
Angelはもちろん、エンジェルです。
自分の子供につけるには勇気がいる名前ですが、
意外と珍しくない名前なんですよね~これが。

そして最後に、女性名と男性名でのアクセントの違い。
日本語でも男性でも女性でも使える名前ってありますよね。
それに近い感じ、英語でも男性と女性でよく似た名前があります。
男性と女性でスペルが若干違うことが多いので
名前を見れば大抵は性別がわかります。
たとえばDanielとDanielle。
両方とも”ダニエル”です。
Danielが男性名、Danielleが女性名ですが
男性の場合は”ダ”にアクセントが置かれ、女性は”エ”です。
私は近所の男の子を呼ぶときに、アクセントの位置を間違えてはよく怒られていたものです(;^ω^)

さあ、どうでしょうか。
好き勝手にここまで書いてみましたが、
英語名、面白いな~と思ってもらえたら嬉しいです。

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