Credit Counseling Service: 我が家がクレジットカード負債ループから抜け出るために辿り着いた奥の手

我が家が長年抱えてきた負債については今までもちらっと触れてきましたが、
今日はかなり切り込んだお話です。
本題に入る前に、まずは私たちが負債ループに陥ってしまった経緯からお話します。

20代の頃、私たちは少ない収入ながらも夫婦共働きで、その年代にあった普通の生活をしていました。
まずその雲行きが怪しくなったのは、ビザの更新費用が家計を圧迫するようになった頃でしょうか。
2-3年ごとに数千ドルの申請費用&弁護士費用の支払いに追われることになりました。
南カリフォルニアでは車も必需品なので、必然的に車のローンも抱え。。。
(我が家はずっと中古車ですが、それでも若い年代で一括で買うのは難しいです。。。)

そして決定的になったのは、子供が生まれて私が休職することになったこととでした。
それまでダブルインカムで好きな仕事をしながら気楽に暮らしてきた状況が、
シングルインカムになるともう大変。
そのうちパートで職場復帰しましたが、仕事をするとなると当然子供を預ける必要がでてきます。
アメリカで乳幼児を預けると、下手したら家賃並みの出費。
働いて得た収入が目の前を素通りして、預け先の支払いになるような感じです💦
さらに、私が婦人科の問題を抱えていたこともあり、医療費もちょこちょこ募っていきました。

そうすると、
生活費が足りなくなる

クレジットカードでしのぐ

クレジットカードの完済も当然ムリ

クレジットカードの負債が雪だるま式に増えていく

初期の利息が低いプロモーションのクレジットカードを開設する

いくつものクレジットカードに負債を抱える
という最悪のシナリオです😱
まあ、私の家計管理能力のなさも大きな要因にはなったんでしょうが。。。(-_-;)

最終的には限度額ギリギリまで負債が膨れ上がり、
生活費の不足分を補う余裕もないという所まで追い込まれました。
その頃の私は家賃や幼稚園費用をどうやって払おうか、と常に悩んでいるような状態。
負債を減らす方法を色々と調べまわり、最終的に一筋の希望として辿り着いたのがクレジットカウンセリングサービスでした。

耳慣れない言葉で、当初はどんなサービスかもよくわからずに、不安を抱えながら恐る恐る相談したわけですが。。。
(一応は色々な会社のレビューを見て、信頼できそうなところを選びました)
クレジットカウンセリングサービスとは簡単に言うと、
負債返済のプランを立ててくれて、金融業者との交渉を肩代わりしてくれるサービスです。
イメージとしては、利用者が経済的に立ち直って負債ゼロを目指すためのコーチといった感じでしょうか。
大抵は4年くらいで完済するようなプランが条件となり、
債務者は決められた月々の支払いをカウンセリングサービスに支払い、カウンセリングサービスがそれぞれの金融業者への支払いを行います。
カウンセリングサービスが債務者に月々の支払いを約束させることで、
金融会社は利息を現実的な割合まで大きく下げ、負債額の回収を目指すのです。
クレジットカウンセリングに辿り着く債務者というと、すでに支払いが難しい状態に陥っている人が多く、金融会社としても自己破産といったお金を回収できない状況を招くよりも、利息を下げてでもきっちり返してもらう方がいいという原理なのかな、と思います。
クレジットカウンセリング会社は返済額に自社あての手数料を足して、月々の支払額を設定するので、手数料がサービスの報酬となるのでしょう。
もしかしたら金融機関からも手数料が入るのかもしれませんが、
その辺りは残念ながら私にもわからない部分になりますが。。。💦

もちろん、サービス利用のデメリットもあります。
金融機関には、”現状では返済不可”ということで利息の軽減をしてもらうことになるので、当然その情報は出回ることとなり、少なくともサービス利用中は新しくお金を借りるようなことはできなくなります。
また、アメリカでは個人の信用度に直結するクレジットスコアがありますが、
これも当然大きなダメージを受けます。
ただし、クレジットスコアはここまでの過程ですでに悪化していることが予測されるので、あまり問題にならない人もいるようです。

我が家の場合も、返済不可と思われた負債を、クレジットカウンセリングサービスを利用したことで4年で完済することができました。
もともとの負債額が3万ドルくらいあったので、月々の支払いもかなり厳しかったのですが何とかゴールまでたどり着き、
その後クレジットスコアも数年かけて修復していくことができました。
お陰様で、我が家は現在クレジットカードの負債は0となりました。
ローンは抱えていますが。。。💦

去年は新型コロナの影響で家計に大きな打撃を受けた人も多いと聞きます。
今回のこの記事が、昔の私の様にクレジットカードの負債額に恐怖を抱えているような人の役に立ってくれれば嬉しいです。

 

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