アメリカならでは:驚きの避難訓練の種類

アメリカで子育てをしていて驚いたことの一つに、
学校での避難訓練の種類があります。
息子から聞くところによると、主な避難訓練の種類は3種類
①Fire Drill
②Earthquake Drill
③Lock Down Drill
です。

①のFire Drillは火災を想定した避難訓練。
これは疑問の余地なしです。

②のEarthquake Drill
これも地震の多いカリフォルニアでは必須。

③のLock Down Drillは。。。
初めて聞いたときには何なのかすら分からず、
思わず先生に質問してしまいました。
これこそ、”アメリカならでは”と思った内容なのですが。。。
学校に武器を持った不審者が侵入した時を想定した訓練なのです。

そもそもアメリカの学校は、敷地内をぐるっとゲートで囲われていることが多く、
登下校時以外は門が施錠されていることが一般的。
訪問者はインターフォンをならして玄関を開けてもらい、
職員室で入校証をもらって校内に入ることになるのです。
でもね、やっぱり銃社会ですしね。
残念ながら学校で発砲事件、なんてニュースを聞くこともありますし。。。
最悪な事態に備えて訓練をしてもらえるのはありがたいことかな~、と思います。

ちなみにこのLock Down なのですが、
逃げるのではなく籠る訓練です。
教室を封鎖して侵入者から身を守るのです。
。。。確かにうかつに動いては危ないですよね。
先生や生徒の取るべき行動や、インターフォンの使い方、
安全の確認の仕方などを訓練するのですが、
特に低学年の頃はしっかりと訓練が行われていたような気がします。

以前働いていた職場でも、色んな会社を交えたビル全体での避難訓練がたまに行われていたな~、なんて思い出しています。
ちなみに私の友人は、子供と親の間で暗号を決めて誘拐対策をしているそうです。
アメリカの場合は親が子供の送迎をすることが多いのですが、
たまに何らかの事情でお迎えに行けずに友達に頼むなんてことも起こります。
例えば「お母さんが迎えに来れないらしいから、今日は一緒に送っていってあげるよ」なんて知り合いの大人に言われたとしても、
暗号がなければ付いていかない、という家族での安全対策を講じているのです。
やっぱりね、アメリカですから。。。
安全面に十分に配慮することは、身を守る上でも有効だな~と思います。
何にしても、前もって想定して訓練することは大事ですね。
そういえば、うちの防災グッズもそろそろ見直さないといけないな~。。。

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